<電気分解反応式>
2Cl- → Cl2 + 2e+
塩素イオンが電子を奪われ(酸化)塩素となります。この塩素が一定の条件で水と反応して次亜塩素酸が生成されます。これが殺菌物質です。
H2O + Cl2 → HOCL + H+ + Cl-
電気分解では次亜塩素酸以外の副産物が生成しないように条件を選ぶ必要があります。一方陰極では水素ガスが生成しますが、利用されず空中に捨てられます。
2H+ + 2e+ → H2
水素の発生量は僅かですが蓄積されると危険ですので、換気のよい部屋に設置したり、微酸性電解水を直接タンクに溜めて使用する場合はタンクに強制排気設備や排気管などを設置する必要があるわけです。電解液は全量、主配管を流れる原水に混合希釈され微酸性電解水が生成されます。 |